現役R大学キャリアカウンセラー&就活塾の塾長、
中谷(なかや)です。
http://www.shu-katu.net/
1/4の読売新聞に掲載された記事はこちらをご覧ください。
さて、今日もエントリーシートについて。
エントリーシートでの鉄板課題は、下記の3つです。
①自己PR
②大学時代に力を入れたこと
③志望動機
今回も③志望動機の続きです。
【貴社の経営理念に共感】
貴社の掲げる「我々は最高のサービスを提供し、社会に貢献する」という経営理念に共感しました。また先日の会社説明会に参加した際、人事の方が若手社員向けの教育制度が充実している話を説明されていました。私も最高のサービスを提供できる社員になりたいと思い、志望しました。
一見OKのように見える、志望動機。
この3文書で構成されている内容について、1文目、2文目とも改善点と具体的な改善方法を説明しました。
今回は最後の〆の文書について説明します。
〆の文書って、どうしてもこのように、「貴社に入社して一生懸命頑張ります」的な表現になってしまいますよね。
抽象的なので、表現に苦しむ学生も多いかと思いますが、実はこれでOKなのです。
かえっていじくると、文書全体がおかしくなる場合があります。
具体的な志望動機は、〆の文書ではなくて、その前でしっかりと表現しておけばいいので、最後は自身の決意表明や願望で〆ていいのです。
特にこの文書は、1文目に「最高のサービス」と謳っておいて、最後にまたこのフレーズを持ち出ていますので、一貫性が出て効果的と言えます。
(ただし、経営理念を持ち出すのが、よいかどうかは以前の本ブログをチェックしてください。)
なお、具体的に応募職種が決まっている場合は、その職種において実現したいことを宣言すると、より訴求力が高まります。
たとえば、
営業職の場合
「~売上も信頼もNo1の営業マンになりたいと思い、志望しました。」
事務職の場合
「~裏方として貴社の円滑な事業運営に携わり貴社の発展に貢献したいと思い、志望しました。」
総合職の場合
「~ゆくゆくは貴社を引っ張る存在になりたいと思い、志望しました。」
といった感じです。
最後に、今回ここでは「志望動機」と「志望理由」を同意語として扱いましたが、企業によっては明確に分けているところもあります。
「志望動機」:志望したきっかけ、興味を持った理由 ←こちらの方が軽い
「志望理由」:まさしく応募企業を志望する理由 ←こちらの方が重い
「志望動機」は就活スタート時期に課して、「志望理由」は本番の選考が始まった際に課す、というところもあります。
エントリーシートの設問の定義には、常に細心の注意を払って見るようにしてください。
以上、あくまで一面的な解説になりますが、ぜひ参考になさってください。
さて、おそらく日本で一番最初に「就活塾」という名称で就活支援を始めたのは私達です。
実際、弁理士にお金を払って商標登録の手続きも進めたことがあります。
(私達が始めたのは平成16年からですので、もしこれよりも前に始めておられてうちが先だ!という方はご面倒でも一報ください。ここできちんとお詫び申し上げて、このキャッチフレーズを訂正させていただきます。)
今や「就活塾」という言葉が一般名詞化し、他の業者さんが学生から高額な料金を徴収するということでマスコミをにぎわしたこともあり、かえってこの名称を表に出すのはイメージダウンなケースもありますが、我々は大学所属のキャリアカウンセラー&元企業の採用担当者として、堂々と就活支援をやってきた自負があります。
就活塾では、ネット上で就活生の就活サポートができればと思っていますので、就活に悩んでいる学生さんは、ぜひお気軽に相談してください。
2014年度は、慶應義塾大学(法学部・環境情報学部)、中央大学、同志社大学、立命館大学大学院、立命館大学経営学部、関西学院大学(法学部・社会学部)、関西大学、神戸学院大学、梅花女子大学、奈良大学、聖心女子大学、滋賀県立大学、北海道大学、津田塾大学、佛教大学、神戸大学、大阪産業大学、大阪商業大学、日本大学といった学生の就活支援を行っています。
初回は無料で相談をお受けしていますので、お気軽に。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P21975687