現役R大学キャリアカウンセラー&就活塾の塾長、
中谷(なかや)です。
http://www.shu-katu.net/
1/4の読売新聞に掲載された記事はこちらをご覧ください。
さて、今日もエントリーシートについて。
今日はエントリーシート全体の話をします。
そもそもエントリーシートって、何のために書きますか?
内定を獲るため、書類選考に受かるため、次の選考である面接に進むため・・・
これらが正解です。
それではターゲットは誰ですか?
応募する企業の採用担当者ですね。
当たり前じゃないか、ふざけるな!と思われたかもしれません。
しかし、作成に悩む就活生は、ここを再認識してほしいのです。
たとえば、エントリーシートで「自己PR」が課されたとします。
その学生は体育会ラグビー部に所属しているので、セールスポイントを「タフな体力と精神力」と書いたとします。
そしてそれを裏付けるエピソード(毎日猛練習をしている等)を書いたとしましょう。
ちゃんとつながってますよね?
しかし、今ラグビーをやっているからといって、本来ビジネスに求められる体力・精神力は備わっていないかもしれないですよね。
競技でのプレッシャーとビジネスシーンでのプレッシャーのかかり具合は違うし、今朝から晩まで鍛えているから体力があるわけで、働き出したらトレーニングする時間なんてない。
実業団の選手のようなアスリートとして採用するならば、完全に一致するでしょうが、自分のPRとビジネスパーソンとして企業の求めているものとは、なかなか一致しないはずなのです。
でも、上記のような自己PRは、次の3つの理由で採用担当者にプラス評価で受け入れられます。
一つ目は体育会という本気の舞台で競技に取り組んでいることです。
草野球やサークルレベルとは明らかに本気度が違いますから、同じ競技をしていても、体育会でない学生とは差別化できます。
本気で一つのことに取り組んだ、というのは、醒めた学生が多い中で、エッジが立つPRになります。
二つ目は「もっともらしい」からです。
繰り返しになりますが、ラグビーをやっていたからといって、ビジネスパーソンとして必要な体力・精神力は備わっていないかもしれないが、相関性を感じることができるからです。
三つ目は過去の実績です。
何十年も新卒採用をしている企業ならば、体育会学生、ラグビー部出身者の採用の成否のデータがあるはずです。
一般学生よりも概ね体育会学生の方が、入社後の活躍度が高いと見ている場合、体育会学生の積極採用につながる、ということです。
実際、多くの企業がその傾向にあり、体育会学生を専門に扱う人材紹介会社も複数あって公募とは別枠で採用枠を持っていたりします。
今回はちょっと体育会学生を取り上げたので、その他大勢の就活生には響かないかもしれませんね。
ここで言いたいのは、エントリーシートは、大人、それも企業の採用担当者に対して、もっともらしい話を書かないとダメということです。
自分のPRした内容とその理由、エピソードにきちんと相関性があるかどうか、がポイント。
もちろん、いいエピソードを持っていても、文書力、表現力なども問われますから、何度も推敲してブラッシュアップして、大人が納得するものを仕上げてください。
これについては、一番いい方法があります。
自分の通う大学のキャリアセンターで添削をお願いすれば、そのレベルを確実に磨くことができます。
ぜひ自己解決するのではなく、キャリアセンターを積極的に活用してください。
以上、あくまで一面的な解説になりますが、ぜひ参考になさってください。
さて、おそらく日本で一番最初に「就活塾」という名称で就活支援を始めたのは私達です。
(私達が始めたのは平成16年からですので、もしこれよりも前に始めておられてうちが先だ!という方はご面倒でも一報ください。
ここできちんとお詫び申し上げて、このキャッチフレーズを訂正させていただきます。)
今や「就活塾」という言葉が一般名詞化し、他の業者さんが学生から高額な料金を徴収するということでマスコミをにぎわしたこともあり、かえってこの名称を表に出すのはイメージダウンなケースもありますが、我々は大学所属のキャリアカウンセラー&元企業の採用担当者として、堂々と就活支援をやってきた自負があります。
就活塾では、ネット上で就活生の就活サポートができればと思っていますので、就活に悩んでいる学生さんは、ぜひお気軽に相談してください。
現在は慶應義塾大学、中央大学、同志社大学、立命館大学、神戸学院大学、梅花女子大学、奈良大学、聖心女子大等の学生をサポート中です。
初回は無料で相談をお受けしていますので、お気軽に。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P21975687