複数の大学で就職指導を行い、現在も大学で働くキャリアカウンセラー&就活の家庭教師主宰の、
中谷(なかや)です。
就活の家庭教師
では、就活をスタートした3年生の就活支援を中心に、まだ就活を終えていない現4年生にも対応していますよ。
うれしいことに新刊の評判は上々です。
手前味噌で恐縮ですが、実践的な内容にこだわって書きましたから、よくある就活本の「こんな曖昧な表現で受かるの?」という懸念は払しょくできていると思います。
ぜひ手に取ってみてください。
さて、今日もグループディスカッション(GD)について。
昨日、一昨日の続きになりますので、初めてここに来た方は以前の記事を読んでからの方が、理解が深まると思います。
一昨日は、多くの企業がグループディスカッションを採用する理由を、
そして昨日は、評価のポイント、企業側は就活生のどこを見ているのか?
という点について説明しました。
今日は、グループディスカッションの役割について、整理しておきましょう。
GDにおける役割決めは議論を進める上でセオリーなのですが、型にハマりパターンかしつつあるので、「役割を決めないでください」なんてルールを課すところもあります。
しかし、こういったケースはまだまだ稀有。
ここでは役割決めをする前提で、説明していきます。
まずは
リーダー
役割としては、討論のまとめ役や進行役、グループの代表者を担います。
リーダー役を任されると、確かに目立ちますし、うまく議論を回せることができれば、他のメンバーよりも高評価がもらえる可能性が高い、と言えます。
一方で、うまく進行できない、まとめられない、となると、リーダーのせいでグループ全体が没落する危険性もあります。
リーダーは目立つけれども、上手く回せないと、グループ全体をダメにする。
その責任を負ってでもやれる!という人で、議論慣れしている人には、この役割をお勧めします。
よくあるのですが、
サークルの代表をやっていたので、俺はリーダー、というのは、グループディスカッションにおいては違います。
GDのリーダーに求められる一番のスキルは、議論を円滑に回せるかどうか?なので、勘違いしないように。
次に
タイムキーパー
議論の進行の時間を計測する役です。
個人的な見解ですが、この役を担ったからといって、評価にはつながらない、と考えます。
ほとんどが、「何分前です」「何分経過しました」みたいなアナウンスを流すだけ。
時計とにらめっこするのだったら、役職を担わずに一メンバーとして議論に積極的に参加した方が、よっぽど評価につながることでしょう。
何か役割担わなきゃ、という強迫観念から、この役割に立候補する人が多いように見えますが、そんなのは気にせずに、もっと発言することに重点を置いてみてはいかがでしょうか?
続いて
書記
議論の内容を文書等で、正確にまとめていく役です。
この役割は、お勧めする場合とお勧めしない場合があります。
お勧めする場合
ホワイトボードに書く、模造紙に書くなど、みんなで情報を共有できるような場合の書記
みんなの注目を浴びるし、面接官も見るので、まとめ方や表記の工夫などをアピールすることができます。
話すのはあまり得意でない、けれども書くのは得意、ノートをまとめるのがうまい、みたいな人には最適でしょう。
お勧めしない場合
自分のノートや配布された用紙に書き込む場合の書記
下を向いて粛々と議論の内容を書いても、誰も見ないのならば、その努力は無意味になってしまいます。
また一生懸命、正確に議事を録ったとしても、後でその議事録を使用することはありません。
グループディスカッションは、議論に参加してナンボの世界です。
下を向いてペンを走らせているのは、あまり議論に参加していないとみなされる危険性が高いのです。
続いて
発表者
グループの代表として、みんなの意見を発表する役です。
GDの内容にもよりますが、最後にグループの意見をまとめて発表してください、という場合に、この役割が必要になってきます。
議論が低調でも、このプレゼンがうまくできたら、一発逆転が狙えます。
独創的なアイデアを出したりするのは苦手だけれども、人前で話すのが得意な人、もしくはあまりこういった場で話すことに緊張しない人に、お勧めです。
なお、何となく流れでリーダーがそのままこの役を担う場合がありますが、これではリーダーだけが目立つということになりますので、この役割は独立させておくのが、ベターと思います。
最後に、役割に就かないと評価されない、というのは、都市伝説だと思っておいてください。
確かに役割に就いてその使命をうまく全うできたならば、評価につながるでしょうが、そもそも向いていないのに、背伸びして役割を担う、というのは、効果的ではありません。
一介のメンバーであっても、自身の発言の的確性、適時性や聴く姿勢、仲間を思いやる姿勢など、ちゃんとしていれば、必ず評価につながります。
自分にとって役割を担う方がいいのかどうか、担うならば何の役割がいいのか、よく検討してみてください。
以上、私見ですが就活を進めるにあたって、ぜひ参考になさってください。
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2015年度は、龍谷大学、産業能率大学、中央大学、埼玉工業大学、東京経済大学、慶應義塾大学、東京国際大学、武蔵野美術大学、明治大学、同志社大学、日本女子大学、立命館大学、九州共立大学、武庫川女子大学、山口大学といった学生から既にオファーを頂戴しています。
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