複数の大学で就職指導を行い、現在も大学で働くキャリアカウンセラー&就活の家庭教師主宰の、

中谷(なかや)です。


就活の家庭教師

では、就活をスタートした3年生の就活支援を中心に、まだ就活を終えていない現4年生にも対応していますよ。


うれしいことに新刊の評判は上々です。



手前味噌で恐縮ですが、実践的な内容にこだわって書きましたから、よくある就活本の「こんな曖昧な表現で受かるの?」という懸念は払しょくできていると思います。

ぜひ手に取ってみてください。




さて、「自己PR」を問われれても、私は何を伝えればいいのかわからない、「ガクチカ・ガクウチ」のエピソードが薄くて、思うままに伝えていいのか迷っている等、就活の初期段階で止まっている学生がまだまだたくさんいらっしゃるようです。

鉄板ものは速やかに固めてしまって、自信を持って就活に臨まないと、絶対に勝てっこないですよ。


エントリーシートが書けなくて、お困りの方は早め早めにご相談ください。

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さて2/12からは、志望動機の作り方、これを業界別に説明しています。

今日初めてここに来られた方は、2/12からの記事をお読みすることをお勧めします。


2/12はメーカーを志望する場合を、2/13は情報通信・IT業界を、2/14は旅行業界を、2/15は小売・流通業界を志望する場合を説明いたしました。


それで今日は、商社を志望する場合について、説明していきましょう。



商社はざっくりと分類すると、「カップラーメンから飛行機まで」と表現されるように、様々な事業やサービスを展開する総合商社と、それぞれの得意分野に特化した専門商社があります。


まず総合商社の場合。

ご存じのとおり、就職偏差値が非常に高い企業群です。

採用実績校を見ればわかりますが、まず平凡な大学は出てきません。

早慶・旧帝大といった一流校に通い、なおかつ体育会所属や海外留学あり、といった凄い実績や経験を持った学生達が、内定の椅子を奪い合うところですから、「平凡な大学生」が就活テクニックを磨いたとしても、勝ち抜くのは非常に厳しいというのが現実です。


次の回答モデルは、早慶クラスの大学の看板学部に通う、海外居住経験あり・留学経験あり&100名を超えるサークル代表&5名を束ねるアルバイトリーダー、というプロフィールを持つ学生が、総合商社M社で話した志望理由です。


◎回答モデル:

「私には「海外で日本の存在感を知らしめ、発展途上国の生活をもっと豊かにしたい」という夢があります。

というのも、親の仕事で東南アジア各国に住んだ経験があり、日本では当たり前の水や電力の供給が安定しておらず、当時から何とかしたい、と考えておりました。

多種多様なネットワークと機能を保有する総合商社であれば、日本の高い技術力やノウハウを発展途上国へ移転する陣頭指揮を担うことができますし、日本企業の海外進出にも大いに貢献できると考えます。

全ての総合商社の説明会に参加しましたが、御社は他と比べて水道や電力インフラ構築に強みを持ち、今後も力を入れていく旨を聞けたので、御社を志望しています。

入社が叶いましたら、現地の便利と安全を支える役割を担いつつ、御社、発展途上国、そして日本の発展の一翼を担う人財になりたい、と思っています。」



一方で、総合商社ほどの難易度はない専門商社であれば、「平凡な大学生」でも充分射程圏内と言えます。

専門商社は扱う分野や製品が明確ですので、ここに焦点を当てて志望理由を創作していけばいい。

ここは他ではなくてなぜその分野、製品なのか、という理由説明が一番のポイント、つまり、リアル体験を絡めながら、その理由を面接官にわかりやすく伝えられるかどうか?にかかっています。

次の回答モデルは産業機械を専門に扱う商社向けの志望理由です。

この場合、扱う製品が産業機械とはっきりしているので、ここに焦点を当てて話すのは定石になります。

ただし、産業機械の専門商社といえども取り扱う製品は多種多様なケースが大半ですから、例えば旋盤機械といった特定製品だけに限定して深堀りしてしまうと、「当社の取り扱いはそれだけではない」と、外してしまう危険性があります。

なので回答モデルのように、産業機械・日本製品といった最大公約数な表現で、全体を網羅しておいた方が無難です(もちろんこの場合、この産業機械・日本製品に着目している理由説明は必要になります)。


◎回答モデル:

「以前、新興国の留学生から、母国の出身地域には産業がないために貧困に喘いでいる、でも工業団地ができた他の地域は家計も豊かで街全体も活気がある、という話を聞きました。

これを契機に、この留学生の出身地のような貧困地域を何とかしたい、と思うようになり、商社に就職すればビジネスでこの想いが叶えられると考えるようになりました。

その中でも機械商社であれば、日本製の産業機械を拡販することにより、日本メーカーの海外進出と現地の経済発展に貢献できると考えました。

御社は、日本の産業機械を主に新興国に輸出していますが、これにより現地生産に貢献でき、また日本製の良さを知ってもらえるという、双方にとってメリットがあると考え、大変関心を持ちました。

先日の会社説明会でも、made in japanの信頼と品質を、必要とされる国々に届けるのが当社の使命である、とのお話を聞き、私の想いと一致したと感じました。

入社が叶いましたら、全力で業務に励んで、最速で御社に認められる人材になりたいと思います。」


読んでみていかがでしょうか?

この回答モデルにおいては、自分のリアル体験を元に、商社→機械商社→応募先企業の順に志望理由をつないでいくことで、志望理由に説得力を持たせることに成功しています。

また自身の想いと応募先企業の想いが一致している旨を伝えているのも訴求力が強く、最後に御社で頑張るアピールで締めるのは好感度も高いでしょう。





以上、私見ですが就活を進めるにあたって、ぜひ参考になさってください。



PS ちょうど今、エントリーシート作成支援やグループディスカッション対策支援の依頼が、私のところに殺到しています。

しっかりと固めて自身が持てるものができれば、後が楽ですよ。

タイミングが合わないものは、お断りするケースもありますので、早めに早めにお願いいたします。

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さて、おそらく日本で一番最初に「就活塾」という名称で就活支援を始めたのは私達です。

実際、弁理士にお金を払って商標登録の手続きも進めたことがあります。

(私達が始めたのは平成16年からですので、もしこれよりも前に始めておられてうちが先だ!という方はご面倒でも一報ください。ここできちんとお詫び申し上げて、このキャッチフレーズを訂正させていただき、もし経済的損失が発生しているのであれば、それにもきちんと対応しなければならないと考えています。ただし、私達よりも後発組で同じ名前を使用しているとなると、法的にややこしい問題になりそうなので、ご注意ください。(今弁護士にも相談しています。))



今や「就活塾」という言葉が一般名詞化し、他の業者さんが学生から高額な料金を徴収するということでマスコミをにぎわしたこともあり、かえってこの名称を表に出すのはイメージダウンなケースもありますが、我々は大学所属のキャリアカウンセラー&元企業の採用担当者として、堂々と就活支援をやってきた自負があります。


就活塾では、就活生に対して適正かつ丁寧な就活サポートができればと思っていますので、就活に悩んでいる学生さんは、ぜひお気軽に相談してください。


2015年度は、早稲田大学、埼玉大学、中央大学法学部、文京大学、日本女子大学家政学部、名城大学、明治学院大学、拓殖大学、帝京大学、東京女子大学、筑波大学、東京電機大学、東京農業大学、拓殖大学、文教大学、武庫川女子大学、龍谷大学、産業能率大学、中央大学、埼玉工業大学、東京経済大学、慶應義塾大学、東京国際大学、武蔵野美術大学、明治大学、同志社大学、日本女子大学文学部、立命館大学、九州共立大学、武庫川女子大学、山口大学といった学生の就職支援を行っています。


2014年度は、東京大学、慶應義塾大学(法学部・環境情報学部)、早稲田大学(政経学部・スポーツ科学部・人間科学部)、中央大学(商学部)、日本大学、法政大学、同志社大学、立命館大学大学院、立命館大学(経営学部・産業社会学部)、関西学院大学(法学部・社会学部)、関西大学、神戸学院大学、梅花女子大学、奈良大学、聖心女子大学、滋賀県立大学、北海道大学、津田塾大学、佛教大学、神戸大学、大阪産業大学、大阪商業大学、日本大学、四天王寺大学、福岡大学、東京理科大学、京都工芸繊維大学、学習院大学といった学生の就活支援を行いました。



就活は最初が肝心。初回は無料で相談をお受けしていますので、お気軽に。

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