複数の大学で就職指導を行い、現在も大学で働くキャリアカウンセラー&就活塾の塾長、
中谷(なかや)です。
http://www.shu-katu.net/
就活面接本の原稿最終チェックが昨日、終わりました。、
今月20日には、書店に並ぶ予定です。
で、今日は今回の書籍に盛り込まれなかった、幻の原稿を公開したいと思います。
先に構成を説明しておきますと、お題目の質問があり、面接官の本音は何か?という点に触れて、解説した後、実際の回答モデルを提案し、最後はチェックポイントで〆る、という流れです。
◎あなたが考える社会貢献とは?
◎面接官の本音は?
・抽象的なテーマだからこそ、理想論に走らず、現実的な回答ができるか?確認したい
・ボランティア活動といった、社会貢献活動に「励んでいますPR」はいらない
◎解説
「あなたが考える〇〇とは?」系の質問は、抽象的であり明確な正解がないというケースが大半です。よって、正しいか正しくないかが問題ではなく、自分なりの定義を行い、それを面接官に納得してもらえるかどうかが勝負となります。この「社会貢献」というと、ボランティアや非営利活動といった、社会に「直接」的に作用するものを連想しがちです。例えば、ボランティアに参加した経験などから自身なりの定義を作って、「私は社会貢献活動をしています」PRに持っていこうとします。しかし、この「直接」的な社会貢献活動は、働き出すと関わっていくのが難しいですし、これに拘ってしまうと、当社ではなくNPOやボランティア団体に行った方がいいのでは?と面接官に懸念されてしまいます。
ですので、「社会に出て働くことが、ひいては社会貢献につながるのです」という展開、つまり「直接」的ではなく「関節」的な「社会貢献」へと話を持っていくことで、「社会人として働くことの意義」をきちんと理解していることをアピールしてください。このような切り返しは、同時にあなたの「頭の回転の早さ」も感じ取ってもらえることでしょう。
ここで回答モデルを見てください。あなたが応募先企業で働いて儲けることがあなたと企業の成長につながり、ひいては社会への貢献を実現できる、といった社会の実態に即した「間接」的な社会貢献を説明しています。企業応募に際して、その企業のボランティア活動の取り組みやCSR活動といった「直接」的な社会貢献に着目する学生が多い中で、この「現実をちゃんとわかっている」PRで、彼らと差をつけるようにします。
◎回答モデル
「「社会貢献」とは、一人ひとりが社会に出て、きちんと仕事を行っていくことだと考えます。例えば、私が御社で働き、そして収益を生み出すことができれば、私個人も、そして会社も多くの税金を納めることになりますよね。その結果、新しい雇用が生まれたり、積極的に設備投資をして経済を活性させるといった発展も期待できると思います。「社会貢献」というと、つい非営利のボランティア活動が思いつきますが、活動の主旨や想いはよくても、現実的にはなかなか続かないと聞きます。それなので、このような持続可能で、社会にとって好循環を生み出すことこそが、本当の意味での「社会貢献」であると考えています。」
◎ポイント
□正解がないのだから、ライバル達が言いそうなことを言わない
□「自分が働くこと」と「社会貢献」とのつながりを説明する
こういった構成で、定番質問から圧迫質問までを網羅しているのが今回の書籍になります。
このように、具体的なところまで踏み込んで書いていますので、これから就活を迎える3年生だけでなく、現時点で内定がない4年生にも、ぜひ手に取っていただければと思います。
以上、あくまで一面的な解説になりますが、ぜひ参考になさってください。
さて、おそらく日本で一番最初に「就活塾」という名称で就活支援を始めたのは私達です。
実際、弁理士にお金を払って商標登録の手続きも進めたことがあります。
(私達が始めたのは平成16年からですので、もしこれよりも前に始めておられてうちが先だ!という方はご面倒でも一報ください。ここできちんとお詫び申し上げて、このキャッチフレーズを訂正させていただき、もし経済的損失が発生しているのであれば、それにもきちんと対応しなければならないと考えています。ただし、私達よりも後発組で同じ名前を使用しているとなると、法的にややこしい問題になりそうなので、ご注意ください。(今弁護士にも相談しています。))
今や「就活塾」という言葉が一般名詞化し、他の業者さんが学生から高額な料金を徴収するということでマスコミをにぎわしたこともあり、かえってこの名称を表に出すのはイメージダウンなケースもありますが、我々は大学所属のキャリアカウンセラー&元企業の採用担当者として、堂々と就活支援をやってきた自負があります。
就活塾では、就活生に対して適正かつ丁寧な就活サポートができればと思っていますので、就活に悩んでいる学生さんは、ぜひお気軽に相談してください。
2014年度は、東京大学、慶應義塾大学(法学部・環境情報学部)、早稲田大学(政経学部・スポーツ科学部・人間科学部)、中央大学(商学部)、日本大学、同志社大学、立命館大学大学院、立命館大学(経営学部・産業社会学部)、関西学院大学(法学部・社会学部)、関西大学、神戸学院大学、梅花女子大学、奈良大学、聖心女子大学、滋賀県立大学、北海道大学、津田塾大学、佛教大学、神戸大学、大阪産業大学、大阪商業大学、日本大学、四天王寺大学、福岡大学、東京理科大学、京都工芸繊維大学、学習院大学といった学生の就活支援を行っています。
初回は無料で相談をお受けしていますので、お気軽に。
http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P21975687